漫画を描き始めたいけど尾田先生や堀越先生などのジャンプ連載の漫画家ってどのような画材を使っているの?
こんな疑問を解決ししていきます。
この記事は、ジャンプ連載の漫画家先生の過去の雑誌やインタビュー、作画配信などを参考に使っている道具や画材を特定していこうと思います。
ジャンプ漫画家さんたちが使用している画材を取り上げるのでこれから漫画を描き始めようと思っている方はぜひ最後まで読んでいってください。
ジャンプ漫画家の主な道具(画材)デジタル編
ペンタブ(液タブ)
近年、デジタルペイントの技術が進み、紙以上にできることが増えたことで、8割近くのプロの漫画家がGペンを使わなくなり「ペンタブ」を使うようになりました。
ペンタブの中でも、ジャンプ連載漫画家に多く愛用されているペンタブメーカーが「ワコム」です。
ワコムのタブレットの中でも、ジャンプ連載の漫画家がもっともスタンダードでよく使っている機種は「Wacom Cintiq 16」で、高すぎず安くて機能がないこともないちょうどよいモデルになっています。
ワコムには、もっと値段が高いグレードのペンタブもありますが、アシスタントの機材を一式そろえるになると馬鹿にならないのでこのグレードが重宝されているそうです。
ソフト(CLIP STUDIO PAINT)
ジャンプ漫画家御用達のソフトである「CLIP STUDIO PAINT」は、若手、ベテラン問わず漫画業界イチのソフトで、漫画制作以外にもイラスト制作にも使われ、幅広い絵の仕事をすることもできます。
「食戟のソーマ」の佐伯先生やジャンプSQ、ジャンプ+などの新人ジャンプ作家は、「CLIP STUDIO PAINT」を使って漫画制作をしていると、ジャンプのインタビュー記事で語っています。
デジタルで作画をしているジャンプ作家のほとんどCLIPSTUDIOのソフトを使っているので、買い切り以外にも月額で使うことができるので、体験してみてもいいのではないでしょうか。
「東京喰種」の石田スイ先生や「かぐや様は告らせたい」の赤坂アカ先生のアシスタントの募集要件としてがデジタルでの作画経験が条件であるなど若手漫画家には必須条件だといえます。
ジャンプ漫画家の主な道具(画材)アナログ編
Gペン
Gペンは、強弱がつけやすいペン先で主に人物の輪郭に適したペンです。
「ワンパンマン」の作画の村田雄介先生は、ツイキャスの作画配信の時に「Gペンはゼブラのを使っている」言っており、「ペンは適当で良いがペン先は良いものを使ったほうがいいですよ。」とも言っています。
そのGペンのツイートが以下です。
即席Gペン軸。割り箸の割れたとこにペン先を挟んでサランラップを適当な太さになるまで巻きテープで止めるだけ。見栄えはしないけど結構使えます。 pic.twitter.com/1gZ4wjpfA4
— 村田雄介 (@NEBU_KURO) November 9, 2015
村田雄介先生が使っているゼブラのGペンはこちらです。
丸ペン
丸ペンは、細い線が引けるペン先で目、髪など細かい部分を描くのに適したペンです。
「ヒロアカ」の堀越耕平先生は、「ジャンプ流」で「Gペンだと僕の筆圧だとゴリっと入るので丸ペンの硬さが一番自在に線が出せる」と語っており、丸ペンを好んで使っているそうです。
しかし、「ワンパンマン」の村田先生は、Gペンの裏で細い線を描くのでほとんど丸ペンを使わないそうです。
そして、堀越先生が使っている丸ペンを識別することが難しかったのですが、ペン先に掘られたアルファベットと柔らかい感じから「日光 丸ペン」だと推測しました。
他のペン
ペン先は、他にもたくさんあり、かぶらペンやサジペン、スプーンペンがあり、自分が描きやすいペン先を探すのもいいですよ。
インク
インクは、Gペンや丸ペンなどの先端をつけて絵を描くときに使います。
「ナルト」の岸本先生や「ワンパンマン」の村田先生、「ワンピース」の尾田先生は、「PILOTの製図用(漫画用)インク」のインクを使っています。
他のジャンプ作家たちもほとんどがこのインクを使っていると思います。
ホワイト(修正液)
ホワイト(修正液)は、インクを使ってGペンや丸ペンなどで描いた消せない線を消すものです。
「ナルト」の岸本斉史先生や「ワンピース」の尾田栄一郎先生は、ライオンの「ミスノン」を愛用して使っているそうです。
こちらのホワイト(修正液)もインクと同様、他のジャンプ作家たちのほとんどが使っていると思います。
鉛筆
「ワンパンマン」の村田先生や「デスノート」の小畑先生は、ジャンプ流や作画配信などで三菱uniの鉛筆を使って描いていました。
また、ワンパンマンの村田先生が使っている鉛筆の硬さは「F」だそうです。
消しゴム
「ワンパンマン」の村田先生、「デスノート」の小畑先生、「ブリーチ」の久保先生、「ヒロアカ」堀越先生を含めほとんどの漫画家先生たちは「MONO」の消しゴムを使っていました。
コピック
コピックは、ブラシの精度が高いことからイラストやデザインなど、幅広いジャンルの制作活動で利用されており、漫画家御用達のペンです。
「マンガ脳の鍛え方」から「ナルト」の岸本先生や「ブリーチ」の久保先生、「ワンパンマン」の村田先生も「Tooコピック」を使っているところがありました。
コピックといえば「Tooコピック」なので、おそらく他のほとんどの漫画家先生たちも使っていると思います。
参照資料
「ジャンプ流」(2)(7)(15)(21)
「村田雄介 ツイキャス」 など
過去の記事や雑誌、配信などで語っていた発言などからまとめているので、現在は違ったものを使っているかもしれません。
間違いや意見などがあればコメントで教えてください。
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