
大学生の僕が、中田敦彦のYouTube大学「安いニッポン」を見て思ったことは危機感と面白さでした。
はじめは、危機感をもって見ていましたが、自分の普通が違うことやどのような意識を持つ必要があるかなどを知れて面白い内容だと思いました。
この動画をもっと理解したかったので、自分でまとめて記事にしてみようと思いました。
そして、この記事を投稿する最大の目的である「物価が安い=良いこと」という概念を一緒に変えていきましょう。
中田敦彦のYouTube大学「安いニッポン」とは?
中田敦彦のYouTube大学で2021年5月11日、12日に公開され「安いニッポン」という本を題材にした前後編に分かれてる動画です。
以下に前後編の動画を埋め込んでおきます。ぜひ見てない人は見てください。
前編:【安いニッポン①】年収1400万円は低所得?価格が示す停滞
後編:【安いニッポン②】土地も人材も海外に買われていく日本
物価が安い国ニッポン【前編】

海外のダイソーでは、日本とは違い、200円弱もしており日本だけ唯一安く100円均一という安すぎる価格で販売しているのです。
ダイソーの商品は、中国の工場から世界各国一律に輸出されているので、輸出の差はあまり関係なく、やはり物価の差が値段に反映されているのは間違いないでしょう。
また、ダイソーのほかにもディズニーの入場料も、アメリカは日本より1.6倍高く、アメリカ以外のほとんどの国でも1万円を超えており、やはり日本だけが安すぎると感じます。
さらに、ガリガリ君が約30年ぶりに10円値上げでお詫びするCMがNYタイムズに取り上げられ、海外では値上げでお詫びするということが驚きだったのかもしれませんね。
これらから分かったのが「30年間、物価が横ばいだったのは世界で日本だけ」ということです。
日本は給料が安い【前編】

ここまで、日本は物価が安いという話だったが、実は安かったのは物価だけではなく給料も安いのです。
アメリカのサンフランシスコでは、年収1400万で低所得とされているというのだ!日本で一番お金持ちのエリアである港区の平均年収と比べても、200万円も多く比べものにもなりません。
また、大卒1年目の平均年収でも、アメリカ 600万、ドイツ 500万、日本 250万と明らかに給料の差が生まれています。
買われる日本【後編】

ここまでを聞くと「物価が安くて、給料安いなら普通に暮らせるのではないか?」と考える人もいると思います。
しかし、日本の物価や給料が安いということは、日本の色々なものが海外にたくさん買われるということです。
これは、観光や商品の段階まではうれしいのですが、人材や会社、土地のような買われると嫌なものまで買われてしまうのが最大の問題点なのです。
なぜなら、日本全体が海外の下請けになり利益がまるごと海外に流れ出てしまい、日本に利益がもたらされなくなるのだ。
そして、現在の日本では、アニメはアメリカ、製造業は中国、台湾に買われ、着実に下請け国になっているのです。
未来と対策

未来とは
これからの日本は、高級ホテルや高級寿司のような最上級サービスが次々と増えていくでしょう。
しかし、海外に比べ給料が安い日本人は最上級サービスにはありつけなくなっていきます。
ほかにも、企業の上層部のほとんどが外国人になり、英語や中国が喋られない人は現地でしか使い物にならないので、給料も上がらなくなるかもしれません。
このような日本がネガティブな未来を迎えるとしても、未来を正確に読み取り、目を背けないことが大切なのです。
対策とは
日本がネガティブな未来に向かわないようにする対策は、適正価格に慣れていく必要があるでしょう。
日本は、値上げにものすごく厳しく、もっと人値上げに寛容になる必要があります。また、「商品が安い=給料も安い」ということをもっと意識するべきなのです。
そして、企業はお金を貯めずに人的投資を見直し、人は給料をスキルに応じて給料を交渉していくことが、最大の対策になっていくでしょう。
中田敦彦のYouTube大学「安いニッポン」まとめ
「物価が低い=良いこと」という考えは間違っていることで正していかなければいけない事柄です。
日本人は「商品が安い=給料が安い」ことの意識が低く、値上げには厳しかったのですがより寛容になることで物価上昇につながると思います。
そして、日本の現状に目を向けネガティブの未来に目をつぶらないように正確に未来を読み取っていくことが大切です。
「企業は人的投資をし、人はスキルを身に着け給料交渉をする」これが今の日本でできる事なのではないのでしょうか。
参考にさせていただいたもの
「【安いニッポン①】年収1400万円は低所得?価格が示す停滞(Cheap Japan)」
コメント